原哲夫先生が「ひでぶ」と「たわば」に込めた意味とは何か? | 語源blog

原哲夫先生が「ひでぶ」と「たわば」に込めた意味とは何か?

 2時間ほど前に、ようやくプログラミング終わりました~!!ってことで、残る締め切りは各種原稿数本であります(って、締め切り地獄は全然終わってないじゃん)、みたいな今日この頃。

 ということで、相変わらずコメントたくさん戴いているのに、レスを付けれていなくて心苦しい次第の今日この頃なのですが、一応、気付いた限りすべてのコメントには目を通させては戴いております。

 んで、本日、ガッチャマンネタのコメントにおいて、通行人さんより

■ ひでぶは誤植ではありません
文庫版北斗の拳第15巻参照。あれは原哲夫の意図的オリジナル。


という大変気になるコメントを寄せていただいているのを大発見!えぇ、そうなの?僕、どこかで「‘ひでぇ’の誤植説が有力」というのを見て、ずっとそれを信じていたよ……

 ということで、会社帰りに古本&中古ゲーム屋に、都合よく文庫版『北斗の拳』15巻があったのを発見したので、ちょっとチェックしてみたところ……うぁ、マジで原哲夫先生が意図的に作った言葉っぽい!!

 ってことで、本日、先月分のアメーバブログの賞金が振りこまれたであろうことを見越して(って、サイバーエージェントから何の連絡もないが、振りこまれたのだろうか?通帳記帳をしに行く時間が無いからよく分からんよ。振りこまれていたら、仕事が片付き次第飲みに行きましょう>リアル知り合いの皆様:以上、業務連絡でした)速攻購入!!そして、当然、ここに引用させていただくので、皆様も真の「ひでぶ」「たわば」の意味など理解したうえで、日常生活に役立てるが吉だと思うのです。


以下、集英社文庫『北斗の拳』第15巻・あとがき(原哲夫)より引用

 ところで話は変わりますが、この作品について、時々受ける質問で“悲鳴の謎”というのがあります。

 例の「ひでぶっ」や「たわば」といった類の断末魔の語源みたいなものは、あるのかないのかということです。せっかくの機会というか、他に書くこともないので、一応ここに記しておきましょうか。

 では、まず「ひでぶ」から。「ひで=痛て(いて)」で、体の内部からの破裂ですので、このセリフを言っている途中で体がくだけてくるので、「痛えよ~~~っ」と言い終わる前に、「ぶ」とくるわけです.

 次に「たわば」ですが、これはマッド軍曹が、「たすけてくれっ、たすけて~~~」と言っている途中で肉が弾ける感じを出すために工夫したものです。あとは、そのバリエーションということになります。だから、誤植でも、偶然の産物でもないんです。



ってな感じだそうで……。そうか~、一応、意味を考えて付けられた言葉だったのですね。ってことで、原先生のコメントからすると、「ひでぶ」「たわば」以外の断末魔にも、一応、元となった意味があるっぽいので、興味がある方は「北斗の拳悲鳴断末魔リスト」のようなページなど見ながら、「この断末魔の由来はこうかなぁ?」とか、妄想してみるが吉でしょう……って、「えひゃい!」とか「はろは!」とか、僕にはまったく想像がつかんのですが(笑)。

 ま、そんな感じです。

 ほかに、最近寄せていただいたコメントでは「綜合警備保障が“総合”ではなく“総合”なのはなぜ?」というのと、「日本版Wikipediaにはマリオの本名が“マリオ・グランカート”となっています」というのが気になりました。ちょっと調べただけでは真相が分からなかったので、これは時間が出来たら直接、綜合警備保障と任天堂に問い合わせてみたいと思います……が、もし、真相を知っている方がいらっしゃいましたら、教えてくださいね(懇願)。

 あと、『ドラゴンボールGT』の真相も、時間が出来たら徹底調査します。以上、業務連絡でした。