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原哲夫先生が「ひでぶ」と「たわば」に込めた意味とは何か?

 2時間ほど前に、ようやくプログラミング終わりました~!!ってことで、残る締め切りは各種原稿数本であります(って、締め切り地獄は全然終わってないじゃん)、みたいな今日この頃。

 ということで、相変わらずコメントたくさん戴いているのに、レスを付けれていなくて心苦しい次第の今日この頃なのですが、一応、気付いた限りすべてのコメントには目を通させては戴いております。

 んで、本日、ガッチャマンネタのコメントにおいて、通行人さんより

■ ひでぶは誤植ではありません
文庫版北斗の拳第15巻参照。あれは原哲夫の意図的オリジナル。


という大変気になるコメントを寄せていただいているのを大発見!えぇ、そうなの?僕、どこかで「‘ひでぇ’の誤植説が有力」というのを見て、ずっとそれを信じていたよ……

 ということで、会社帰りに古本&中古ゲーム屋に、都合よく文庫版『北斗の拳』15巻があったのを発見したので、ちょっとチェックしてみたところ……うぁ、マジで原哲夫先生が意図的に作った言葉っぽい!!

 ってことで、本日、先月分のアメーバブログの賞金が振りこまれたであろうことを見越して(って、サイバーエージェントから何の連絡もないが、振りこまれたのだろうか?通帳記帳をしに行く時間が無いからよく分からんよ。振りこまれていたら、仕事が片付き次第飲みに行きましょう>リアル知り合いの皆様:以上、業務連絡でした)速攻購入!!そして、当然、ここに引用させていただくので、皆様も真の「ひでぶ」「たわば」の意味など理解したうえで、日常生活に役立てるが吉だと思うのです。


以下、集英社文庫『北斗の拳』第15巻・あとがき(原哲夫)より引用

 ところで話は変わりますが、この作品について、時々受ける質問で“悲鳴の謎”というのがあります。

 例の「ひでぶっ」や「たわば」といった類の断末魔の語源みたいなものは、あるのかないのかということです。せっかくの機会というか、他に書くこともないので、一応ここに記しておきましょうか。

 では、まず「ひでぶ」から。「ひで=痛て(いて)」で、体の内部からの破裂ですので、このセリフを言っている途中で体がくだけてくるので、「痛えよ~~~っ」と言い終わる前に、「ぶ」とくるわけです.

 次に「たわば」ですが、これはマッド軍曹が、「たすけてくれっ、たすけて~~~」と言っている途中で肉が弾ける感じを出すために工夫したものです。あとは、そのバリエーションということになります。だから、誤植でも、偶然の産物でもないんです。



ってな感じだそうで……。そうか~、一応、意味を考えて付けられた言葉だったのですね。ってことで、原先生のコメントからすると、「ひでぶ」「たわば」以外の断末魔にも、一応、元となった意味があるっぽいので、興味がある方は「北斗の拳悲鳴断末魔リスト」のようなページなど見ながら、「この断末魔の由来はこうかなぁ?」とか、妄想してみるが吉でしょう……って、「えひゃい!」とか「はろは!」とか、僕にはまったく想像がつかんのですが(笑)。

 ま、そんな感じです。

 ほかに、最近寄せていただいたコメントでは「綜合警備保障が“総合”ではなく“総合”なのはなぜ?」というのと、「日本版Wikipediaにはマリオの本名が“マリオ・グランカート”となっています」というのが気になりました。ちょっと調べただけでは真相が分からなかったので、これは時間が出来たら直接、綜合警備保障と任天堂に問い合わせてみたいと思います……が、もし、真相を知っている方がいらっしゃいましたら、教えてくださいね(懇願)。

 あと、『ドラゴンボールGT』の真相も、時間が出来たら徹底調査します。以上、業務連絡でした。

マリオとルイージで「マリオブラザース」なのは何故か?

 本日も、最近知って個人的に衝撃を受けた小ネタなのですが……このネタを書く前に、まず前提条件として、外人の「××兄弟」について話をしないとならないかな?

 外国人の場合、例えば

ウィルバー・ライトとオービル・ライトライト兄弟

テリー=ファンクとドリー=ファンクでザ・ファンクス

など、「××兄弟」みたいなことを表す場合は、後ろにくるファミリーネーム使用するじゃないですか。

 だとすると、「マリオとルイージの兄弟でマリオブラザース」という公式が成立するには、

「マリオはファミリーネームであり、ファーストネームは別にある(×××・マリオ)みたいな感じ)」
「ルイージのフルネームはルイージ・マリオ」


ということになっていなければ本来はおかしいハズ……なのですが、所詮は日本生まれのゲームなんで、多分、その辺はあまり考慮しないで、適当に付けちゃったんでしょうね(笑)


 ……とか思っていたのですが、ちょっと前に仕事でいろいろ調べ物をしている際、偶然、英語版Wikipediaの「Mario」の項目など見たところ


Mario (full name Mario Mario, Japanese: マリオ), also known as Super Mario, is a video game character

などという衝撃の記述が!あぁ、マリオのフルネームが「Mario Mario」で、ファミリーネームもラストネームも「マリオ」なら、マリオブラザーズでも全然つじつまが合いまくり!!ってことで、速攻で「Luigi」の項目など見てみたところ

Luigi Mario (Japanese: ルイージ) is Mario's younger brother in the Nintendo video games.

あぁ、ルイージの名前も「Luigi Mario」なら、もう全然マリオブラザースでノープロブレム!!などと、軽い衝撃を受けまくった次第でありますよ。

 惜しくも、ニンテンドウ・オブ・アメリカの公式サイト内には「マリオのフルネームは‘マリオ・マリオ’である」という記述は発見できなかったのですが、1993年の映画『Super Mario Bros 』のキャスト表など見たところ、


Bob Hoskins .... Mario Mario
John Leguizamo .... Luigi Mario


と書かれていたので、これは俗説ではなく、アメリカ方面での公式設定と了解しちゃってもオールオッケーかな?

 ま、おそらく「マリオのフルネームはマリオ・マリオ」というのは、アメリカ方面で「ファーストネームが‘マリオ’と‘ルイージ’なのにマリオブラザースなのはなんでだ?」とつっこまれた際、ムリヤリ作っちゃった設定だと思うのですが……

 前の国連事務総長だってフルネームが「ブトロス・ブトロス・ガリ」だったんだし、諸外国の皆さんにとっては、こういう同じ文字列が2度つながるような名前は、大して違和感ないのかもしれませんね、とか思いました(適当)。

高木ブーの「ブー」とは何か?

 

 先ほど、京都方面より「高木ブーの‘ブー’の由来を忘れたので、blogでネタにしてください」という携帯メールが届きました。よって、今回はそれに絡めてドリフターズのメンバー全員の芸名の由来をネタにしていく方向で。



 なお、今回のポストは昔、『だめだこりゃ―いかりや長介自伝』

(いかりや長介・著 新潮社)、『第5の男-どこにでもいる僕』(高木ブー・著 朝日新聞社)を読んだときにメモった内容を元に書いております。より詳しく、かつ正確な情報は、これらの本を読めばゲットできますんで、ドリフマニアは図書館で借りるなり、ブックオフの100円コーナーをあさるなどして読み込みまくるが吉だと思った次第なのです(どちらの本にも、命名秘話以外の面白エピソード満載ですよ)。





前提条件として知っておくべきこと



 志村けんを除くドリフターズのメンバー(荒井注を含む)の芸名を命名したのは、事務所の先輩であったハナ肇。なんでも、宴会の席で適当に命名したらしいのですが、先輩の命令なので、拒否する訳にはいかなかったようですよ(いかりや長介、高木ブーともに、著書の中で「適当に付けられた」「いかりや長介という名前に、自分の思い入れは全く無い」「ブーと決まった瞬間、これで俺は一生ブーかと思うと目の前が真っ暗になった」とか、そんな感じの、かなりネガティブな表現が並んでいましたような記憶があります。少なくとも、この2人にとっては歓迎できる名前ではなかったようで)。





いかりや長介



 本名は碇矢長一(いかりやちょういち)なのですが、この名前の最後の「一」という字が、「最後、止まるのがよくない」とハナさんからダメ出し。で、「介はスケーって伸びるからいいだろう」とか、そんな感じで「長介」という名前を与えられたそうで。





荒井注



 ハナ肇は「水にちなんだ名前をもつ芸人は大成する」というジンクスを信じていたらしく、「水の関係のある芸名はいいぞ。注はどうだ(‘さんずい’が付いているので)」とか、そんな感じで命名したそうですよ。





仲本工事



 本名・仲本興喜(こうき)の「こうき」が気にいっていなかったらしく、仲間には「こうじ」と呼ばせていた。で、飲み会の席でそれを聞いたハナさんが「‘こうじ’の漢字は工事にしなさい」とツルの一声!で、その名前に決定!



 ……というのが、『だめだこりゃ』に書かれていた由来なのですが、今、裏をとるために調査してみたところ、Wikipedia



「それにしてもお前は、いつも体が(怪我することが多かったので)工事中だな。よし、お前は芸名を仲本工事にしなさい。」と言われ、そうなったという(高木ブー証言)



という、微妙に異なった記述を発見(前述の道路工事説も別に書かれていますが)。真相はどっち?(ちなみに、『第5の男 どこにでもいる僕』では仲本工事の由来は飛ばされていました)





加藤茶



 元々、ドリフターズ内では「カトちゃん」と呼ばれていたらしく、ハナさんの「お前は普段、何と呼ばれている?カトちゃんか?なら、加藤茶でいいや」とか、そんなアバウト感満載な理由で決まった模様です。



 ……というのが『だめだこりゃ』『第5の男』に書かれていたような内容なのですが、彼に関してもWikipediaを確認してみたら、



「芸事で飯を食っていこうとするのなら、水にかかわりのある芸名にしたほうがいい。お前は、みんなから、<カトちゃん>って呼ばれてるんだから、加藤茶にしなさい」



との記述が。荒井注同様、一応は水にまつわる思いも絡んでいたようで。





高木ブー



 で、問題の高木ブーなのですが、彼は元々その体型から「ブータン」などと呼ばれていたらしいのですよ。で、加藤茶同様、ハナさんからの「お前は普段、何と呼ばれている?ブータンか?じゃあ、お前はそれでいいや」という、アントニオ猪木が中西学を突き放したときと同じセリフでブーと命名したそうで。



 ま、そのときの様子はこちらのページで高木ブー本人が語っているので、興味がある方は参考にするが吉だと思った。





志村けん



 本名・志村康徳。唯一、ハナ肇の手によらない芸名を持つわけですが、その芸名である「けん」というのは、彼の父親・憲司(けんじ)さんからとったものらしいです。



 で、このネタの裏を取るにあたっていろいろ検索し、辿りついたこちらのページを見て初めて知ったのですが、この芸名の由来になった父の憲司さん、志村けんが中学生の頃に交通事故に遭っていたそうなのですよ。で、後に後遺症で痴呆症になってしまったらしいのですが、その時の憲司さんの様子をギャグにしたのが「変なおじさん」だそうです……





 ……と、ここまでけっこう気合入れて文を書いて、さてアップしようと思ったら「メンテナンス中」って表示が出たのはけっこう、凹んだよ(笑)。

ガンダムのキャラクター名の由来に関する俗説まとめサイト・決定版(11月21日一部改定)

そもそも、「ガンダム」の由来とは?

 企画段階でのタイトル『フリーダムファイター ガンボーイ』の「ダム」と「ガン」をとって「ガンダム」、とのこと。

 もっとも、「FREEDOM」の‘DOM’と「GUNBOY」の‘GUN’から採ったとすると、スペルが「GUNDAM」ではなく「GUNDOM」となってしまい、英語圏の人には納得が行く説明にはならない。よって、富野氏は海外の講演会などでは

「銃(ガン)を止める(水を溜めるダム)、ということです」

と答えている模様。

 また、『ガンダム・エイジ』(洋泉社発行・1999年)によける飯塚正夫氏の発言の中には

~「ガンボーイ」じゃ商標的にきつかったし、もうひとつ押しが足らないっていうことで、少しいじろうってことになったんです。それで、山浦さんが「コンボイ、マンダムみたいにもう少し力強くなんないかね?」って。それで最初の「フリーダム・ファイターにもどったんですよ。フリーダムのダムなんかいいんじゃないかって。でも、そのGUNDUMだと、Uがふたつ並んで読みにくいでしょ、スペルが。そこで、地球を守るって意味もふくめてDAMに変えちゃおう。これだと洪水を防ぐとか、発電するためとか、建設的な意味に使えるでしょ。』

という発言が。よく、ネットでは「昔、『ファミ通』に、ガンダムの‘ダム’はマンダムからとった」という書きこみを見かけるのですが、飯塚氏の発言を見る限り、確かに語感的には参考にしている可能性も大ですね(まぁ、「マンダムのこと」というのは言いすぎでしょうが)。

じゃあ、『Zガンダム』の‘Z’って?

・‘『ガンダム』の2作目の’の「2」が、形が似ているということで「Z」へと変化した
・ζ(Ζの小文字)が数学などでは未知数を表すことから
・企画開始が、最初のガンダムから(実世界で)6年後だったので、ギリシャ文字の6番目のΖを用いた
・初代ガンダムから数えて6代目のガンダムにあたるので、ギリシャ文字で6番目のΖ(これは、作品名の由来というよりは、作品中の設定かな?ちなみに、『逆襲のシャア』の登場するニューガンダムの‘ニュー’は‘New’ではなく‘ν’で、これまた初代ガンダムから数えての代数に由来するとのこと。

ガンダムの型番・RX-78の由来とは?

 命名をしたのは雑誌・『アニメック』の小牧編集長。

・初期の台本にあったが直前でカットされたブライトの台詞の「ガンダーX78~」
・メカデザインの大河原邦男氏の愛車・RX-7

の2点にちなみ、『アニメック』別冊・機動戦士ガンダム大辞典に「ガンダーRX-78」として収録したのが初出。後に、この「RX-78」が公式設定になった、とのこと。一部には

・『機動戦士ガンダム』放映開始の1978年にもかけた

という説もあるが、これは偶然の一致だったようです。なお、ザクの型番・MS-06を命名したのは雑誌『アニメージュ』編集部らしいです。

戦闘機の名前に由来するキャラクター

 主人公のアムロ・レイはゼロ戦に由来。そのフルネームの成立過程には

ゼロ戦の開発コード・A6M(艦戦・6番目・三菱開発の意味)→えーろくえむ→ あろむ→アムロ・零→アムロ・レイ

という流れがあった模様。キネマ旬報社・『ガンダムの現場から・富野由悠季発言集』によると、富野氏は「アムロ・レイはごろ合わせで一か月かかって考えました」と発言しているらしいので、上記のゼロ戦からの言葉のいじりが、その「一ヶ月かかったごろ合わせ」の内容なのでしょうね。また、アムロ・レイは企画段階では一時期、「安室嶺」という漢字があてられていた模様。これは、富野さんが「日本人に絶対いなさそうな苗字」ということで付けたものの、後に沖縄に実在する姓と知ってビックリしたらしい。

 他の連邦軍のキャラクターで、本放送でも生かされたものでは

紫電改→カイ・シデン
疾風(もしくは隼)→ハヤト・コバヤシ
流星→リュウ・ホセイ(彼は他にも説アリ・後述)

などが挙げられるでしょう。また、企画段階では

鍾馗→リュウ・ショーキ(劉少奇、後にリュウ・ホセイ)
屠竜→ブライ・トリュー(後にブライト・ノア)

といった戦闘機由来の名前もあったそうで。

敵キャラクターでは

雷電→ジョニー・ライデン

という説もありますが、彼に関しては他にも諸説あり……。

カツ・レツ・キッカの由来とは?

 連邦軍の主要キャラクターの多くが戦闘機に由来する名前を持つことから、「レツは烈風、キッカは橘花に由来するとして、カツは何なんだ?」という疑問にぶち当たっている方は多いようなのですが……

 2ちゃんねるの「由来スレッド」によると、カントク曰く

「カツレツとキッコーマンに由来している」

だそうで……。なんでも、カツを食べている時に思いついたキャラクターらしいですよ。
企画段階から本放送までの、連邦軍のキャラクターの名前の移り変わり

 『ガンダムの現場から・富野由悠季発言集』、『ガンダムエース002号』によると

○企画メモ「ガンボーイ・アプローチ(1978-8-28)」
『ブライト・キドー/リュー・ウォーラー/テムロ・アムロ』
 ↓
○「ガンボーイ背景設定(1978-10-10)」
『ブライ・トリュー/リュー・ショーキ/カイ・シデン(カツミ・シデンを訂正)/シン・ハヤテ/アムロ・レイ/キッカ・ヒリュー/レツ・ザン』
 ↓
○ガンダムエース002号掲載データ
『ブライト・ノア/リュー・キョタイ/シデン・カイ/ハヤテ・スバヤシ/アムロ・レイ』

 という感じで移り変わっていったそうで。ブライトの最初の名前であるブライト・ギドーは、企画最初期の案『宇宙戦闘団ガンボーイ』の登場人物・鬼堂丸明が由来?

 また、「ガンボーイ背景設定」の中に見られる「レツ・ザン」は、本放送ではそれにあたるキャラクターは登場しないが、カタカナをパっと見た感じ「レツ・カツ」み見えなくもないことから、彼らの名前の元ネタの可能性も?

数字に由来する名前をもつ登場人物

 『新機動戦記ガンダムW』に登場する5人の主人公は

1…ヒイロ・ユイ(ヒイロは「ヒーロー」と「ひぃ、ふぅ、みぃ」のダブルミーニング、ユイ=唯一。また別名は「レッド・ワン」)
2…デュオ・マックスウェル(デュオ=2人)
3…トロワ・バートン(トロワ=フランス語で「3」)
4…カトル・ラバーバ・ウィナー(カトル=フランス語で「4」)
5…張五飛(チャン・ウーフェイ)

と、1~5までの数字にちなむ名前をもつ。その他の登場人物でも、

1…レディ・アン(アン=フランス語で「1」)
6…ゼクス・マーキス(ゼクス=ドイツ語で「6」、本名のミリアルド・ピースクラフトの「ミリアルド」はラテン語で「100万」を意味する「ミリアドル」か?)
9…ルクレツィア・ノイン (ノイン=ドイツ語で「9」)
13…トレーズ・クシュリナーダ(トレーズ=フランス語で「13」)

と、数字に由来する名前を持つキャラクターがたくさん。

 また、クワトロ=バジーナの「クワトロ」は、スペイン語で「4」を意味する。これは、シャア=アズナブルにとって4番目の名前(キャスバル・レム・ダイクン(本名)→エドワウ・マス→シャア・アズナブル→クワトロ・バジーナ)ということからきているのでしょう。

『ガンダム・センチネル』の登場人物について

 月刊『モデルグラフィックス』誌上で連載されていたサイドストーリー・『ガンダム・センチネル』の登場人物は、幕末の人物に由来しているものが多い模様です(ニューディサイズ…新撰組、連邦側…α任務艦隊側)。

ニューディサイズ側

近藤勇→ブレイブ・コッド(勇=brave。コッドと近藤も語感が似ている)
土方歳三→トッシュ・クレイ(土=cray。トッシュと歳も語感が似ている)
沖田総司→ジョッシュ・オフショー(沖=offshore)
斉藤一→ファスト・サイド(一=first。サイドと斉藤も語感が似ている)
松平容保→カイザー・パインフィールド(松=pine。「平」とfieldも繋がる)
榎本武揚→ブライアン・エイノー(エイノーと榎本が、語感が似ている)
芹沢鴨→ドレイク・パーシュレイ(drake=鴨、parsley=パセリ=芹。誅殺されるされるという点にも共通点)

 なお、本拠地のエアーズ市は「会津」、少年兵の部隊名「ホワイト・フォース」は「白虎隊」に由来と思われます。

α任務艦隊側

坂本竜馬→リョウ・ルーツ(本=roots。リョウはそのまま竜馬)
高杉晋作→シン・クリプト(シンと晋作が繋がる)
西郷隆盛→テックス・ウエスト(西=west。体型も似ている)
伊藤博文→イートン・ヒースロゥ(響きが似ている?)
大隈重信→シグマン・シェイドは(shade=shading=隈取り=隈、シグマンとシゲノブの響きも似ている)
岩倉具視→ストール・マニングス(store=倉、meanings-means=具)

 なお、港のペンタは五稜郭がモデル(ペンタ=「5」という意味)・

実在の人物に由来する(と思われる)皆様

 片っ端から羅列していくと……

シャンソン歌手・シャルル=アズナブール→シャア・アズナブル(松崎健一氏によると、厳密には『ライディーン』の人気キャラ「シャーキン」にあやかったのと、シャルル・アズナブールの合成とのこと)。以下、『ガンダム・エイジ』(洋泉社発行・1999年)における飯塚正夫氏の発言より抜粋

『~仮面をつけてたライバルって言えば、「ライディーン」のシャーキンなわけで、キンをとってシャー。フルネームはシャンソン歌手で、~中略~

彫刻家ロダンの恋人・カミーユ=クローデル→カミーユ・ビダン(女の名前を持ってしまった美男子だから、カミーユ=ビダン、とのこと。また、雑誌『G2O』によると、思想家のカミーユ=フラマリオンから、という説もあるらしいのですが、この人がどんな人なのか、検索してもまったく分からない…)。ちなみに、よく見うけられる「かつては‘神指弾’という字をあてられていた」というのは、雑誌『アニメック』の編集者が、「カムユビダン」という名前を耳にした時に、思わず付けてしまったものらしい(オフィシャル設定とは無関係)。以下、『アニメック』85年4月号46ページより抜粋

物理学者・ハーマン=カーン→ハマーン=カーン
俳優・ノア=ハサウェイ→ハサウェイ・ノア
ドイツ軍パイロット・ギュンター=ラル→ランバ・ラル
歌手・マヘリア=ジャクソンとヘレン=メリル→マヘリア・メリルとヘレン・ジャクソン
歌手・コニー=フランシス→コニー=フランシス(同名)
歌手・ペギー=リー→ペギー=リー(同名)
歌手・ケイト=ブッシュ→ケイト=ブッシュ(同名)

 他に有力説があるものの、人名由来説もあるものでは……

ポルノ俳優&シャンソン歌手・アムーラ・ロイス→アムロ・レイ(シャアとはシャンソン繋がり、ということで。ただし、ゼロ戦説の方が有力)
清国海軍の軍人・劉歩蟾→リュウ・ホセイ(ただし、戦闘機説の方が有力)
ハリウッド女優・クララ=ボウ→フラウ・ボゥ(ただし、ドイツ語で婦人を意味する「フラウ」から説の方が有力)
セックスピストルズのボーカル・ジョニー=ロットン→ジョニー・ライデン(戦闘機・雷電由来説と五分五分)
柔道選手・山下泰裕→ジュドー・アーシタ(ビートルズの『ヘイ・ジュード』由来説もあり)
ストリッパー・甲斐美春→ミハル(カイと恋仲になるのでカイ・ミハル?ただし、ザビ家側のボツキャラを流用しただけの可能性もあり)

などもありますよ、

モビルスーツ・戦艦などの元ネタ(説)一覧

神話に登場する神・怪物などに由来

エルメス…ギリシャ神話の神・ヘルメスから。ヘルメスのトレードマーク・三角帽子はエルメスに名残がある。一部で妙にウケていた、「Lサイズの雌(メス)」というのは惜しくもガセネタでした(笑)
キュベレイ…小アジアの大地母神キュベレイ(後にローマなどでも信仰される)から。装備する武器・ファンネルは英語で「漏斗(ろうと)」のこと(形が漏斗に似ているので)
ディアナ…ローマ神話の月の女神・ダイアナから
ア・バオア・クー…ジャイナ教で、勝利の塔にいると言われている幻獣の名前
パラス・アテナ…ギリシャ神話の戦いの女神・パラスアテナから
アプサラス…インド神話に登場する賭博の女神
メリクリウス…ギリシャ神話のヘルメスに相当するローマ神話の神。英語読みするとマーキュリー(メリクリウスは他に「メリー・クリスマス」由来説アリ)
シャイターン…イスラム教のおける「悪の権化」。キリスト教の「サタン」にあたる。
ガルグイユ…「ガーゴイル」のフランス語(?)読み。
アビゴル…ソロモン72柱神の一人。別名「エリゴール」
アプサラス…インド神話に登場する水の精霊
ジークフリード…ドイツの叙事詩「ニーベルングの指輪」に搭乗する英雄
ヴァルキューレ…北欧神話で、オーディンに使える女神
ガルダ…ヒンドゥー神話に登場する、非常に大きな鳥の王。ヴィシュヌ神の乗り物である。一般的には「ガルーダ」
アウドムラ…北欧神話に登場する、氷から誕生した牝牛
イージス…ギリシャ神話の女神・アテナが持つ盾

天体に由来

リーブラ…天秤座(ライブラ)
リーオー…獅子座(レオ)
エアリーズ…牡羊座(アリエス)
アクエリアス…水瓶座(アクエリアス)
ビルゴ…乙女座(パルゴ)
ジェミナス…双子座(ジェミニ)
キャンサー…かに座(キャンサー)
トーラス…牡牛座(タウラス)
パイシーズ…魚座(ピスケス)
スコーピオ…蠍座(スコーピオン)
ゾディ・アック…ゾディアック=「黄道(天文学で、太陽の通るように見える、仮想の帯。転じて、黄道12星座も意味する)」
アドラステア…木星の第2衛星。ギリシャ神話においては、褒美と罰を分配する女神であり、ジュピターとアナンケの娘
アマルテア…木星の第3衛星。ギリシャ神話においては、幼いジュピターを育てたニンフである
カリスト…木星の第8衛星。氷で出来ていると考えられている。ギリシャ神話では、ゼウスと仲良くなったため、ヘラに恨まれた妖精
リシテア…木星の第11衛星。ギリシャ神話においては、オケアノスの娘であり、ゼウスの数ある愛人の一人
アナンケ…木星の第13衛星。ギリシャ神話においては、ゼウスとの間にアドラステアをもうけた女神
シノーペ…木星の一番外側の衛星。ギリシャ神話においては、ゼウスの求婚を断った女性タイタニア…天王星の第十四衛星。巨人「ティターン」の娘にちなむ命名。
ネレイド…海王星の第3衛星。ギリシャ神話においては、海に生息するニンフたちで、ネレウスの50人の娘の総称

動物・植物の名前に由来

グラブロ…「蟹(クラブ)」から。
セイバーフィッシュ…英語で「太刀魚」のこと
フライマンタ…「マンタ」は「イトマキエイ」の別名
TINコッド…「TIN」はブリキの、錫の、という意味。コッドは「鱈」の意味
メロウド…「イカナゴ」という魚の宮城県での呼び名
スクイード…英語で「イカ」のこと
ゼフィランサス…ヒガンバナ科の植物。和名はタマスダレ
サイサリス…ほおずきのこと
デンドロビウム…洋蘭の一種。
ラフレシア…世界最大の花の名前
ステイメン=おしべ
オーキス=めしべ

人・団体の名前に由来

ギガシィ…メカデザインを担当した石垣氏の名前を逆にしたもの
マヒロー…デザインを担当した前田真宏さんから
ヴォルテール…フランスの啓蒙思想家・ヴォルテール
バウンド・ドック…ロックバンド・ハウンドドックのもじり

地名に由来

R・ジャジャ…ヨルダンの地名・アルジャラーから
ガザC…イスラエルの地名・ガザ地区から
ビルケナウ…第二次世界大戦中、アウシュビッツ強制収容所の近くに作られた、第二アウシュビッツ収容所の名前。
ザンジバル…タンザニア第二の都市。
ケルゲレン…インド洋南部にある「ケルゲレン島」?
ロンバルディア…イタリアの、ロンバルディア地方
マレンゴ…アメリカ合衆国、インディアナポリスの近郊に存在する鍾乳洞

実在の戦艦に由来すると思われる戦艦

アルビオン…グレートブリテンの古い呼び名。また、イギリス海軍の強襲揚陸艦
バーミンガム…イギリス第二の都市。また、アメリカ・アラバマ州の都市。アメリカ海軍の軽巡洋艦にもある。
リリー・マルレーン…第二次大戦中にドイツで大流行した歌。ドイツに同名の戦艦もあるらしい。
レパルス…第二次大戦時、英国海軍にあった巡洋戦艦「レパルス」
タカオ…台湾の都市、高雄(カオシュン)の日本名。第二次大戦時の、大日本帝国海軍の重巡洋艦「高雄型」から?

その他の由来

ザク…アニメック16号「機動戦士ガンダム大事典」における富野氏へのインタビューによると「そうですね、ザクなんかでも………大きい人が歩いてくると地面がザクッザクッと音をだしますね、それからとったんですよ。(笑)」とのこと。また、洋泉社『ガンダム・エイジ』によると「敵のモビルスーツのザクは、もともとは、雑兵っていうか、雑魚(ザコ)なのね。でも、ザコじゃあんまりだ。やつら軍隊だから、軍団でザクザクやってくるでしょ。だからザクにしようって」だそうで。「雑魚」+「足音」説で確定か。
ジム…「事務」から、「GUNDAM」の最初と最後の1文字から、アポロ月着陸船レム(LM)がらなど諸説あり
グフ…「フグ」の逆読み。毒の痺れとヒートロッドでの感電をかけている。他に「グフっと倒れそう(やられそう)だから」説もあり。
ドダイYS…「土台」だから。YSは輸送機のYS-11から?
ドム…剣道の「胴」を着けた「武者」の頭文字を並べた。他に「ドムっと爆発しそう(やられそう)だから」説もあり
ズゴック…「水」の中で「動く」から
アッグ、アッグガイ…チームで動くMSで、 後続が「空くかい?」と訊けば、掘削機が「空く!」と応えることから
ビグロ…「ビッグ」な「クロウ(爪)」
ビグ・ザム…「ビッグ」な「サム(親指)」
ジオング…ジオン軍のG(ガンダム)クラスのモビルスーツ
バギ=ドーガ、ズサ=ダイン…ドラクエの呪文・バギとヒャダインから
ハンブラビ…ハンムラビ法典から
トリアーエズ…「とりあえず」のもじり
ヤクト・ドーガ…ドイツ軍の戦車に由来
ボリノーク・サマーン…『森のくまさん』から
アッシマー…「あ、しまった」
ゲター…「下駄」から
ノブッシ…「野武士」から
メタス…目多数(実際のメタスはモノアイが一つだけなのに、なぜ目多数なのかというと、元々はハンムラビがメタスという名前でデザインされていたため)
マラサイ…当初は「ドミンゴ」という名前だったが、急遽変更→「今更変えられるか」の「今更」が変化
シャッコー…遮光器土偶から
ザンネック…「斬」+「首」
アレックス…ガンダムの型版・「RX-78」の「RX」のもじり
ジャブロー…『アニメック』に掲載された富野氏インタビューによると「本当はシャングリラという名前にするはずだったんだよね。でもある人に怒られて、それでジャブローになった」とのこと。シャングリラのもじり?なお、シャングリラは後に『ZZ』で使われることとなる
ペール・ギュント…イプセンの戯曲『ペールギュント』の主人公
ドラッツェ…ドイツ語で「龍」
ドム・トローペン…トローペンはドイツ語で「熱帯」
ノイエ・ジール…ドイツ語で「新しい標的」
ジ・O…「コート着たおじさん」。腹が出てるような姿なのは中年太り、名前を逆から読むとオジ(さん)
百式…「百年使える性能であるように」
リックディアス…リックはリックドムに似ていることから、ディアスは喜望峰の発見者・バーソロミュー=ディアスに由来
ガブスレイ…経済学者・ガルブレイス

登場人物元ネタ(説)一覧

フラウ・ボウ…キネマ旬報社『ガンダムの現場から・富野由悠季発言集』によると「フラウ・ボゥはボゥというのがドイツ語で夫人という意味なので、フラウ夫人から」だそうなのだが、ドイツ語で「婦人」という意味があるのは「フラウ」の方ではなかろうか?富野氏の記憶違いか。「某嬢(婦人)」の「嬢(婦人)」をドイツ語訳→某フラウ→フラウ某→フラウ・ボウが正解?
ブライト・ノア…キネマ旬報社『ガンダムの現場から・富野由悠季発言集』、また雑誌『アニメージュ』における監督の発言によると「ノアの箱舟の輝き」から、とのこと。
キャスバル・レム・ダイクン…イギリスのアパレルブランド「スキャバル」から
グレーミー・トト…「水周りはTOTO」
コレン・ナンダー…「これ、何だ?」というスタッフの一言から
ガルマ・ザビ…仏教用語で「業」を意味する「カルマ」から
シャクティ・カリン…シャクティは仏教用語で「性」
アルパ・アジ―ル…アジールはフランス語で「聖域」
シーブック・アノー…「あの見本」
ヤザン・ゲーブル…ヤクザ(ヤーさん)っぽいので
アルフレッド・イズルハ…出淵裕のイズ+美木本晴彦のハル
エルピー・プル…『ガンダム ファクトファイル』などにおける公式設定は「エルドラド・ピープル(黄金卿・楽園の人)」の略となっていますが、実際はロリコン雑誌『レモンピープル』を略して採られたもの(『Lemon People』→「L People」→エルピープル)。
ガロード・ラン…「わが道を行く」
ドゥカー・イク…「どっか行く?」
テム・レイ…「て」塚治「む」から
ウッソ…嘘
シン・マツナガ…バンダイのマークをリニューアルしたグラフィックデザイナー・松永真さんから
ミノフスキー博士…「ちなみにミノフスキー粒子の名は総監督の‘富野が好き’から来ている」(『ガンダム記録全集4』(日本サンライズ発行 1980年)197頁より引用)
オルバ…髪型がオールバックだから
シャギア…シャギーが入った髪形をしているから

ガンダムのキャラクター名の由来に関する俗説まとめサイト

(11月15日・追記 こちらに大幅改訂版を書きました.そちらをご覧いただいた方が、より大量・正確な情報がありますよ)


 だいぶ前に、blog123456789さんから

ガンダムのカイシデンは戦闘機の紫電改からきてるそうですね。

というコメントをいただいたので、今回はガンダムの関連のキャラクター名の由来を分かる限り挙げていってみたい!……とか思ったのですが、落ち着いて考えてみると、僕と『ガンダム』の関係はボール、グフ、武器セットのガンプラを作ったのみ……(実は、アニメ版『ガンダム』はほとんど見ていないのです)。

 ということで、根本的なガンダム知識不足に加え、ちょっと調べてみたら「諸説あり過ぎだよ」みたいな感じだったので、おそらくファンの方から見たら「甘い」「違う」「ヌル過ぎ」などの批判を受けまくりになるのでは?という心配三昧な気分でいっぱいなのですが、その辺は皆さんに補完していただきたい!みたいな気分でいっぱいの今日この頃です。

 なお、今回の記事を書くに当たっては、ーガンダムー『トリビアの湖?』、2chのスレッド「キャラやモビルスーツなどの『名前の由来』」など全面的に参考にしております(っていうか、基本的にスレから、明らかにガセなのを省いてまとめた感じ)。


そもそも、「ガンダム」の由来とは?

 企画段階でのタイトル『フリーダムファイター ガンボーイ』の「ダム」と「ガン」をとって「ガンダム」、とのこと(『ガンボーイ・フリーダム』というのは間違いだったっぽいです。ゴメンなさい)。


ガンダムの型番・RX-78の由来とは?

 メカデザインの大河原邦男氏の愛車がRX-7だったことに因むらしい。また、放映開始年度の1978年にもかけたとのこと。


戦闘機の名前に由来するキャラクター

 初代『ガンダム』の連邦軍の登場人物の多くが、旧日本軍の戦闘機の名前に由来しているのは有名ですね。挙げていただいた

紫電改→カイ・シデン

以外でも

零式艦上戦闘機(零戦)→アムロ・レイ
疾風(もしくは隼)→ハヤト・コバヤシ
流星→リュウ・ホセイ(11/2補足・彼には他に清国海軍の軍人・劉歩蟾に由来説もあるそうです)

なんかが挙げられますね。敵キャラクターでは

雷電→ジョニー・ライデン

なんかもあるみたいですよ(もっとも、彼の由来には別の説もアリ)。


カツ・レツ・キッカの由来とは?

 連邦軍の主要キャラクターの多くが戦闘機に由来する名前を持つことから、「レツは烈風、キッカは橘花に由来するとして、カツは何なんだ?」という疑問にぶち当たっている方は多いようなのですが……

 2ちゃんねるの「由来スレッド」によると、カントク曰く

「カツレツとキッコーマンに由来している」

だそうで……。なんでも、カツを食べている時に思いついたキャラクターらしいですよ。


実在の人物に由来する(と思われる)皆様

 面倒くさいので羅列していくと

シャンソン歌手・シャルル=アズナブール→シャア・アズナブル
経済学者・ハーマン=カーン→ハマーン=カーン
ハリウッド女優・クララ=ボウ→フラウ・ボゥ
彫刻家ロダンの恋人・カミーユ=クローデル→カミーユ・ビダン(他に小説家・カミュ説なども)
柔道選手・山下泰裕→ジュドー・アーシタ(彼は他に『ヘイ・ジュード』由来説アリ)
セックスピストルズのボーカル・ジョニー=ロットン→ジョニー・ライデン(別説アリ)
俳優・ノア=ハサウェイ→ハサウェイ・ノア


モビルスーツ元ネタ(説)一覧

もし、モビルスーツじゃないのがいても許して…

ジム…「事務」から。
ザク…「雑魚」をもじった説、足音の「ザックザック」説、「ザクっと倒されるから」説の3説アリ。
グフ…「フグ」の逆読み。毒の痺れとヒートロッドでの感電をかけている。他に「グフっと倒れそう(やられそう)だから」説もあり。
ドダイYS…「土台」だから。YSは輸送機のYS-11から?
ドム…剣道の「胴」を着けた「武者」の頭文字を並べた。他に「ドムっと爆発しそう(やられそう)だから」説もあり
ズゴック…「水」の中で「動く」から
アッグ、アッグガイ…チームで動くMSで、 後続が「空くかい?」と訊けば、掘削機が「空く!」と応えることから
ビグロ…「ビッグ」な「クロウ(爪)」
ビグ・ザム…「ビッグ」な「サム(親指)」
エルメス…「Lサイズの雌(メス)」から
ジオング…ジオン軍のG(ガンダム)クラスのモビルスーツ
キュベレイ…ローマ神話の女神・キュベレから。装備する武器・ファンネルは英語で「漏斗(ろうと)」のこと(形が漏斗に似ているので)。
ディアナ…ローマ神話の月の女神・ダイアナから
バギ=ドーガ、ズサ=ダイン…ドラクエの呪文・バギとヒャダインから
グラブロ…「蟹(クラブ)」から。
ハンブラビ…ハンムラビ法典から
トリアーエズ…「とりあえず」のもじり
ヤクト・ドーガ…ドイツ軍の戦車に由来
パラス・アテナ…ギリシャ神話の戦いの女神・パラスアテナから
ボリノーク・サマーン…『森のくまさん』から
アッシマー…「あ、しまった」
バウンド・ドック…バンド・ハウンドドックのもじり
ゲター…「下駄」から
ノブッシ…「野武士」から
メタス…目多数(モノアイが多く付けられていることから)
マラサイ…当初は「ドミンゴ」という名前だったが、急遽変更→「今更変えられるか」の「今更」が変化
シャッコー…遮光器土偶から
アプサラス…インド神話に登場する賭博の女神
ザンネック…「斬」+「首」
マヒロー…デザインを担当した前田真宏さんから


登場人物元ネタ(説)一覧

これも、人物以外がいたらゴメン……

キャスバル・レム・ダイクン…イギリスのアパレルブランド「スキャバル」から
グレーミー・トト…「水周りはTOTO」
コレン・ナンダー…「これ、何だ?」というスタッフの一言から
ガルマ・ザビ…仏教用語で「業」を意味する「カルマ」から
シャクティ・カリン…シャクティは仏教用語で「性」
アルパ・アジ―ル…アジールはフランス語で「聖域」
シーブック・アノー…「あの見本」
ヤザン・ゲーブル…ヤクザ(ヤーさん)っぽいので
アルフレッド・イズルハ…出淵裕のイズ+美木本晴彦のハル
エルピー・プル…ロリコン雑誌『レモンピープル』説
ガロード・ラン…「わが道を行く」
ミリアルド・ピースクラフト…ラテン語で「100万」を意味する「ミリアドル」
ドゥカー・イク…「どっか行く?」
テム・レイ…「て」塚治「む」から
ウッソ…嘘
シン・マツナガ…バンダイのマークをリニューアルしたグラフィックデザイナー・松永慎さんから


登場地名などの元ネタ一覧

ア・バオア・クー…ジャイナ教で、勝利の塔にいると言われている幻獣の名前
R・ジャジャ…アルジャラー(ヨルダン)
ガザC…ガザ地区(イスラエル)


 多分、間違いとかいっぱいあるので、コメントなどで補足いただけたら幸いなのです。

なぜ、靴より上に位置するのに「靴下」なのか?

 ってことで、昨日は台風で各所がエラいことになっていたりした訳ですが……



 我々、このシャレにならない気象条件の中、あえて日本でもトップクラスに台風が猛威を奮いまくりな静岡へ、軽く一泊旅行に行っておりました(ちなみに、旅行の主な目的は「どうしても『桃太郎電鉄』を大量メンツで遊びたかった」とか、そんな感じ)。ってことで、ちょっと更新途絶えて&コメント・読者登録への返信滞りまくってゴメンです。



 ま、そんな感じですが、鈍行列車でゴトゴトと静岡に向っている間、同行した友人と



「っつーかさ、着替えとか持ってきた?」

「一応、パンツとシャツと靴下は1つずつ」

「台風で靴下がグチャグチャになるとイヤじゃん?だから、俺は靴下は3つ持ってきたよ」

「あ、そうか~。そういや、もう濡れてるしな~。ヤバイ、替え1個だよ」



ってな会話を繰り広げた後、



「そういえばさ~、靴下って、位置関係で行ったら靴の上じゃん?何で靴下っていうのか知っている?」



などという、どう考えても語源blog作者に対する挑戦状としか思えないネタを振ってきてビックリしたものの、



「昔、何かで読んだんだけど、忘れた……」



という返答しか出来ずに敗北感を味わったので、今回はこの場を借りてそのネタに返答していきたい!とか思った。





 ……っていっても、辞書で「下」を引いたら一発解決だったですが。





gooの辞書によると



した【下】

(略)

(3)表面から見えない部分。内側。

(後略)




Yahoo!の辞書によると



した 【下】

(略)

2 表側に現れていないところ。

覆われている部分。「―にセーターを着込む」上(うえ)。






ということで、「下」という言葉には、「内側」という意味があるのですね。つまり、「靴下」なら「靴の内側(に履くもの)」、「下着」なら「(衣服の)内側に着るもの」みたいなニュアンスから、その意味がついた……のだと思われます。多分。



 モノ以外で「下」という文字を、「内側」という意味で使って作られたと思われる単語としては、「下心(=心の奥深く思っていること・心底・本心、心に隠しているたくらみごと)」も挙げることができるかな?

ビックカメラの「ビック(BIC)」とは何か?

「アニメ『キャプテン翼』の主題歌・『燃えてヒーロー』の歌詞に登場する“チャンバ”とは何か?」



と並ぶ、20世紀最後の謎といえば



「ビックカメラはなぜ"ビッグ(big)カメラ"ではなく"ビック(bic)カメラ"なのか?」



ですよね(異論は却下)。



 で、このネタに関しては、僕も何度もネットで調べたものの、ページによっていろんな説があり、ズバリな由来が分からなかったのですが……



 なんと、ビックカメラの2005年度新入社員募集のページに、史上初めてビックカメラの公式見解が書かれているのを大発見!!ってことで、ここに転載させていただきまくる次第なのです。



かつてアメリカ領で使われていた言葉、「Bic」は「Big」に近い意味もありますが、見た目の大きさより中身を伴う大きさを表す言葉でした。

ただの大きな石ではなく、若く新しい感性を持った、小さくても光り輝くダイヤモンドのような企業になりたい。

そんな希望を込めて、ビックカメラは誕生しました。




 ってな感じだそうで。ま、知ってしまうと面白くない由来ですね~。「ビックリするくらい安いからビックカメラ」の方がイカすじゃん、とか感じまくる次第の今日この頃なのです。

プロ野球に新規参入を狙う企業

 おそらく、最近の皆様の飲み会の話題は「プロ野球再編問題」メインでしょう。ってことで、今回はプロ野球再編問題でガンガン名前が出てくる企業の社名の由来についてネタにしていきますです。

楽天
 ……「楽天の社名は、織田信長が行った"楽市楽座"に由来する」ということはメジャーだと思うのですが、この説明だと、「"楽"は分かるが、"天"はどこから来たんだ?」ってのがよく分かりませんよね。

 ってことで、軽く調査などしてみたところこちらのページに、そのものズバリな説明が。軽く引用させていただくと

様々な商品・サービスが活発に取引される場である「楽市楽座」に、明るく前向きな「楽天」のイメージを合わせることにより「楽天市場」という名前が生まれました。

ってな感じだそうで。なるほど、「楽市楽座」と「楽天的」のダブルミーニングだったんですね。

 ちなみに、「楽天的」という言葉の「反対語」は「厭世的」な訳ですが、もし、楽天がプロ野球球団を保持し、ロードの試合で負け続けたら「楽天、遠征で厭世」みたいな見出しがスポーツ新聞上をにぎわしたりするのでしょうか?とか思いました。


ライブドア
 ……えーと、ライブドアっつーのは、元々は無料プロバイダな会社だったんですよね。それをホリエモンが運営していたエッジって会社が買収した訳ですが、知名度的な面ではライブドアの方がイケてる、ってことで、そっちを名乗るようになった感じらしいですね。

 ってことで、ライブドアという社名をつけたのはホリエモンじゃない、というのは意外とマイナーな事実なのですが、知っておくとナイスなのかもしれません。

 では、旧ライブドアの社名の由来は?とか思ったので、軽く検索してみたところ、こちらのページがヒット。軽く引用させていただくと

livedoorというブランドに関して前刀氏は
「“~net”“info~”“e-~”は名前に絶対つけたくなかった」と語っている

だそうで。「なぜlivedoorになったのか?」というズバリな理由は分からなかったのですが、前会長・前刀氏の漢気を感じるエピソードをゲットしたので、まぁオッケーとしましょう。


シダックス
 ……創業者・志太勤さんの"志太"+「無限」「eXciting」を意味する"X"とのことだそうで。ま、詳しくはこちらなど参考にするが吉。